2019年4月12日

4月20日の広域科学専攻入試説明会は欠席します

今年度は4月20日に広域科学専攻の入試説明会が開催され、5月18日に相関基礎科学系の研究室見学会が開催されますが、私は海外出張のため4月20日の広域科学専攻の入試説明会は欠席します。私を指導教員として大学院で研究したいという方は、できれば5月18日の相関基礎科学系の研究室見学会にいらして下さい。詳細はこちらをご参照下さい。

2019年1月1日

新年を迎えて

新年を迎えました。通勤のときには音楽を聴きながら本を読んでいますが、昨年は20冊以上の文庫本を読みました。小説がほとんどですが、情報がいろいろな形態で伝わって行く時代においても出版というプロセスを経て文字を通して伝わるものの力を私自身は信じているように思います。

音楽に関しては、繰り返し聴いてきた好きな曲を聴くことが多かったのですが、昨年は以前には聴いていなかった曲を聴くことにかなりの時間を割いたように思います。小説では今はどちらかと言うと自分と同世代の作者の作品や自分と同世代の人物の描写に興味がありますが、音楽では何百年も前から全く違う生活を送っている人々が同じ曲を演奏して同じ曲を聴いてきたという時間が経過しても保たれる価値にこのところ胸を打たれています。

小説や音楽を通して伝わってくるていねいに仕上げて行くことの大切さを、研究する上でもこれからも意識して行きたいと思います。

2018年12月19日

大阪市立大学でのセミナー

信州大学での日本物理学会のときに居酒屋で飲んでいて、糸山さんに私の学会講演の内容に関する説明をしていたのですが、セミナーをしに行きますよ、と話していたら大阪市立大学理学部の数理物理研究室と素粒子論研究室の合同セミナーに招いて下さり、今日、"Open superstring field theory based on the supermoduli space" というタイトルでアメリカの Institute for Advanced Study (IAS) で postdoc をしている大森君との論文の内容に関する talk をしました。セミナーのあとでは大学院生の方々からもたくさん質問があり、積極的な姿勢に感心しました。

大阪市立大学のレーザー量子物理学研究室の井上慎君とは開成中学校・高校の同期で、今日は時間を割いてもらって一緒に昼食を食べながら久しぶりに話をすることができました。またゆっくりと話をしたいです。日帰りの出張でしたが、充実した時間を過ごすことができました。

2018年12月12日

チェンバロ演奏会

10月3日と10月17日の東京大学教養学部オルガン演奏会も聴きに行きましたが、先週の12月5日には東京大学大学院総合文化研究科・教養学部ピアノ委員会主催のチェンバロ演奏会を聴きに行きました。

私はバッハの曲はこれまでほとんど聴いたりピアノで弾いたりして来なかったのですが、事情があってこの9ヶ月ほどはバッハについて少し勉強中で、今回のチェンバロ演奏会をとりわけ楽しみにしていました。事前の案内に記載されていた平均律の曲やフランス組曲の第5番のピアノ演奏を繰り返し聴き、ピアニストの妻の本棚から楽譜を取り出して読んだりしていましたので、当日はピアノとチェンバロの違いを十分に味わうことができました。また、事前に発表されていなかったプログラムの中に娘が以前にピアノで弾いた曲があり、その曲も細部まで楽しむことができました。

演奏会の途中で演奏者による解説があるのもピアノ委員会主催の演奏会の面白いところで、とても興味深いお話をうかがうことができました。演奏会が終わったあとには調律師の方からもお話をうかがうことができ、チェンバロの鍵盤に触らせて頂いて300年前の音に思いを馳せていました。

2018年11月23日

台湾の国立交通大学での The 4th NCTU-Yau mini-workshop on string theory

2015年11月には台湾の新竹にある国立精華大学と台北にある国立台湾大学に滞在し、2016年12月と2017年11月には新竹にある国立交通大学に滞在したのですが、今年もまた国立交通大学に滞在していて、4年連続の台湾滞在です。

今回は11月22日に開催された "The 4th NCTU-Yau mini-workshop on string theory" で "Open superstring field theory based on the supermoduli space" というタイトルでアメリカの Institute for Advanced Study (IAS) で postdoc をしている大森君との論文の内容に関する talk をしました。

国立交通大学の Jen-Chi Lee の指導のもとで学位を取得して引き続き国立交通大学に postdoc として在籍している Sheng-Hong Lai にはいつもお世話になっていますが、今回の mini-workshop ではその Sheng-Hong と京都大学の吉田健太郎君の talk を聴きました。

今回の滞在では諸事情により iPhone がほとんど使えなかったり、インターネットに接続できないことも多かったり、4年連続の台湾滞在で慣れているとは言え多少不便なこともあるところが海外出張の醍醐味で、日本とは違う空気の中で日本にいるときには考えないことを考えています。研究を進めて行くためにはやはりこういうプロセスが必要であると改めて実感しているところです。

2018年11月23日

奥山君の集中講義

11月13日、14日、16日に相関基礎科学系で開講された信州大学の奥山和美さんの「 ABJM 理論の最近の進展」というタイトルの集中講義に出席しました。奥山君とは東京大学理学部物理学科に在籍していたときの同期ですが、今年度は相関基礎科学系の客員教員を担当して頂いていて、来年度も継続して頂けることになっています。

AdS/CFT 対応を重力を含まない場の理論を用いて重力を含む量子論を非摂動的に定義するものとして捉えるとき、重力を含む理論の摂動論は重力を含まない場の理論での離散的な変数 N に関する 1/N 展開に対応しますが、集中講義では ABJM 理論の分配関数の解析を通してその 1/N 展開の非摂動効果についての踏み込んだ解説をして頂きました。ABJM 理論という特定の理論に基づく議論ではありますが、より普遍的な知見が得られているという印象を受けました。分配関数以外の物理量に定性的にでも拡張して行って、どのような機構で重力が出現するかの理解につながることを期待したいと思っています。

2018年9月19日

信州大学での日本物理学会2018年秋季大会

9月14日から17日まで信州大学松本キャンパスで開催された日本物理学会2018年秋季大会に参加していました。9月15日には "Open superstring field theory based on the supermoduli space" というタイトルでアメリカの Institute for Advanced Study (IAS) で postdoc をしている大森君との論文の内容に関する講演をしました。私の次の講演者は博士課程3年の大学院生の竹嵜君で、"Open superstring field theory including the Ramond sector based on the supermoduli space" というタイトルで竹嵜君が執筆している論文の内容に関する講演をしました。

何回か不参加の学会が続いてしまっていましたが、今回は4日間すべてに参加することができ、シンポジウムにも出席したりして学会を満喫することができたと思います。松本駅の近くのホテルと信州大学の松本キャンパスの往復は歩くことが多かったのですが、ちょっと距離はありましたが松本城や街並みを楽しむことができました。

2018年7月19日

台湾の国立交通大学の Jen-Chi Lee の滞在

昨年の夏に引き続き、今年も台湾の国立交通大学の Jen-Chi Lee が駒場に滞在しています。駒場には今日から8月1日まで滞在する予定です。

2018年6月25日

沖縄での Strings 2018

今日から沖縄科学技術大学院大学で開催されている弦理論に関する国際会議 "Strings 2018" に参加しています。昨日、沖縄に到着し、首里城公園に行ったりしましたが、とても暑かったです。一足早く夏の気分を味わいながら、沖縄での会議を楽しみたいと思います。

2018年6月23日

東京大学教養学部オルガン演奏会

前回は東京大学教養学部室内楽演奏会のことを書きましたが、6月20日にはオルガン委員会主催の東京大学教養学部オルガン演奏会を聴きに行きました。

会場の900番教室は、私自身が学生だったときに授業を聴いた教室ですし、教員になってからも履修者が多い授業の試験などで使用するなじみ深い教室です。くつろいでオルガン演奏会を楽しむことができました。