2016年4月18日

4th "Strings in Greater Tokyo" meeting

4月12日の火曜日は東京大学本郷キャンパスで開催された 4th "Strings in Greater Tokyo" meeting に参加しました。今回の meeting は本郷の西岡君が中心となって organize して下さいましたが、西岡君と相談して北大でのセミナーのときのように午前中に "The basics of open bosonic string field theory" というタイトルで私が Progress of Theoretical Physics に書いた review の内容の一部を板書で説明し、午後は "Complete action for open superstring field theory" というタイトルで国友さんとの論文に関するセミナーをすることにしました。このような構成で Strings in Greater Tokyo の参加者の方々に楽しんで頂けるか不安もあったのですが、たくさん質問をして頂いて予想以上に盛り上がり、私自身も楽しかったです。西岡君を中心とする organizer のみなさま、ありがとうございました。

数えてみると国友さんとの論文に関連する talk は、京都大学基礎物理学研究所での研究会、国立精華大学でのセミナー、国立台湾大学でのセミナー、日本大学でのセミナー、筑波大学東京キャンパス文京校舎での研究会 、北海道大学でのセミナー、東北大学での研究会、立教大学での研究会、日本物理学会年次大会での企画講演、4th "Strings in Greater Tokyo" meeting ということで今回が10回目でした。

2016年4月11日

第1回大学院入試説明会

今度の土曜日、4月16日の午後1時から第1回大学院入試説明会が開催されます。詳細はこちらをご参照下さい。5月21日の土曜日に第2回大学院入試説明会を開催しますが、駒場素粒子論研究室に興味のある方は、どちらでもご都合の良い方の説明会にぜひご出席下さい。また、こちらで過去のニュースを読んで頂くと、研究室を選ぶ上で参考になるのではないかと思います。

大学院入試説明会の詳細なスケジュールがこちらに記載されていますが、まず午後1時から13号館で全体説明会があります。そのあと午後2時20分頃から分野ごとに分かれた個別説明会がありますが、素粒子論研究室は相関基礎科学系のBグループで、個別説明会の会場は16号館1階の119号室です。個別説明会が終わりましたら、16号館3階の311号室での駒場素粒子原子核理論研究室の大学院生との懇談会にぜひご参加下さい。その間、私は16号館3階321A号室におりますので、私ともっと話をしたいという方は、気軽にお越し下さい。お待ちしております。

2016年4月7日

相対論

新年度が始まり、昨日は教養学部前期課程の相対論の講義をしました。大勢の方々が聴きにきて下さり、教室に入りきらなくなって大きな教室に移動することになってしまい、ご迷惑をおかけしました。来週からは7号館4階の761教室で講義をすることになりましたが、300名を収容できる教室ですので今後は大丈夫だと思います。

相対論の講義は昨年度から担当していますが、今年度になって大幅に履修者が減ったらどうしよう、と思っていましたので、まずは初回の講義が大盛況で安心しました。意欲に満ちているみなさんを前にして、私にとってもやりがいのある講義です。相対論の世界を楽しんで行きましょう。

2016年3月30日

竹嵜君が一高記念賞を受賞!

今年度に修士の学位を取得した駒場素粒子論研究室の竹嵜君が「一高記念賞」を受賞しました。おめでとうございます!

「一高記念賞」とは、一高記念基金による大学院総合文化研究科の大学院生と教養学部の学生を対象とする表彰制度です。表彰基準である「学業、課外活動、社会活動等において特に顕著な業績を挙げ、他の学生の範となった者」にふさわしい学生として各専攻・系及び学科から推薦されますが、竹嵜君は相関基礎科学系の修士課程の枠で、今年度に修士の学位を取得した約40名の中からの1名として選ばれました。この受賞を励みに博士課程に進学して竹嵜君がさらに活躍することを期待しています。

2016年3月25日

今年の大学院入試の日程も昨年と同様に約1ヶ月早まっています

駒場素粒子論研究室の大学院生になるためには、東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻の修士課程の入学試験を受験する必要がありますが、今年の大学院入試の日程は昨年の大学院入試の日程とほぼ同じで、一昨年までと比べて約1ヶ月早まっています。募集要項は今日から配布されています。

修士課程入学試験
出願期間 2016年6月3日(金)〜 6月9日(木)
筆記試験 2016年7月16日(土)
口述試験 2016年7月29日(金)〜 7月31日(日)

大学院入試説明会の日程は以下の通りです。

広域科学専攻大学院入試説明会
第1回 2016年4月16日(土) 13:00 〜
第2回 2016年5月21日(土) 13:00 〜

駒場素粒子論研究室に興味のある方は、こちらよりお問い合わせ下さい。

2016年3月21日

日本物理学会年次大会での企画講演

東北学院大学で開催されている日本物理学会の年次大会に参加しています。昨日は「超弦の場の理論の完全な定式化」というタイトルで企画講演をさせて頂きました。夏目漱石の「夢十夜」の第六夜に関連した話も組み込んでみましたが、いかがでしたでしょうか。

私の企画講演のあとで国友さんが関連する講演をし、そのあと駒場素粒子論研究室の大学院生で私が指導教員を担当している修士課程1年の助野君、修士課程2年の竹嵜君、博士課程3年の後藤君が講演しました。助野君にとっては初めての学会講演でした。夜は居酒屋に飲みに行きましたが、仙台名物の「せり鍋」はおいしかったです。

2016年3月17日

研究会「素粒子理論研究会 2016 ~量子場理論・超弦理論の進展~」

昨日は立教大学で開催された研究会「素粒子理論研究会 2016 ~量子場理論・超弦理論の進展~」に参加し、"Complete action for open superstring field theory" というタイトルで国友さんとの論文に関する講演をしました。この研究会は立教大学の大学院生である長谷川さんがほとんどひとりで準備したものでしたが、良い研究会であったと思います。長谷川さん、ありがとうございました。

立教大学では、サッカーワールドカップ南アフリカ大会が開催されていた2010年の6月に弦の場の理論に関する集中講義をしました。当時は長谷川さんは学部学生でしたが、私の講義を熱心に聴いて下さっていたことが記憶に残っています。今回はその長谷川さんにお招き頂き、弦の場の理論の最近の進展を説明させて頂くことができて光栄でした。

先週の東北大学での研究会で仙台に行ったばかりですが、あさってからの東北学院大学での学会に参加するため、明日は再び仙台に向かいます。

2016年3月15日

国際研究会 "Higher Structures in String Theory and M-Theory"

3月9日と10日には東北大学で開催された国際研究会 "Higher Structures in String Theory and M-Theory" で "Complete formulation of superstring field theory" というタイトルの survey lecture を2日間に分けて担当しました。

超弦理論は物理学の中で極めて数学的な分野ではありますが、私は超弦理論の研究者の中ではかなり物理寄りの研究をしています。この研究会は、lecture をお引き受けしたときにはそれほどはっきりとは認識していなかったのですが、より数学的な興味を持った方々の方に重心があり、私にとっては home and away ということでは away に相当する研究会でした。研究会のタイトルに "Higher Structures" というフレーズがありますが、私の研究に関係するところでは A structure かなと思い、国友さんとの論文の話をするだけならば必ずしも A structure のことを話す必要はないのですが、今回は string field theory と A structure の関係も lecture に組み込んでおきました。先ほど書きましたように私にとっては away での戦いということで苦労した面もありましたが、より数学的な研究をされている方々が string field theory と A structure の関係について興味を持っていろいろと質問して下さり、うれしかったです。

2016年2月26日

北海道大学でのセミナー

昨日から札幌に滞在していて、今日は北海道大学でセミナーをしました。北大の素粒子論研究室では通常はセミナーを午前と午後に分けていて、午前は修士課程の学生を含めた非専門家向けの review やテーマに関連する導入的な内容をゆっくり解説し、午後は通常のセミナーのスタイルで行うということでしたので、午前は "The basics of open bosonic string field theory" というタイトルで私が数年前に Progress of Theoretical Physics という雑誌に書いた review の内容の一部を板書で説明し、午後は "Complete action of open superstring field theory" というタイトルで国友さんとの論文に関するセミナーをしました。夜には歓迎会も開いて頂き、ありがとうございました。北海道限定のビールであるサッポロクラシックはおいしかったです。昨日の夜にひとりで入った店もおいしかったですが、せっかく北海道に来たのでこのあともおいしいものを出来る限り食べて帰ろうと思います。

2016年2月24日

研究会「弦の場の理論 16 」

おとといと昨日は茗荷谷駅の近くにある筑波大学東京キャンパス文京校舎で開催された研究会「弦の場の理論 16 」に参加しました。おとといの午後のセッションで、私は "Recent developments in the construction of superstring field theory I" というタイトル、国友さんは "Recent developments in the construction of superstring field theory II" というタイトルで、分担して最近の超弦の場の理論の進展の review を含む講演をしました。また、昨日の午前のセッションでは、大森君と執筆中の論文の内容に関連して大森君が講演をし、先日完成した Ted, 竹嵜君との論文の内容について竹嵜君が講演をしました。

今回の研究会では私が共同研究に関わっている講演が多く、その他の講演もセミナーなどで以前に聴いたことがある内容のものもあり、新しいことを吸収するというよりは研究成果の発信という側面で有意義でした。研究成果の発信ということでは、あさっての2月26日は北海道大学でのセミナー、3月9日と10日は東北大学での国際研究会 "Higher Structures in String Theory and M-Theory" での survey lecture の担当、3月16日は立教大学での研究会「素粒子理論研究会2016~量子場理論・超弦理論の進展~」での招待講演、3月20日は日本物理学会での企画講演と続きます。